明日香村文化財課ご協力のもと遺跡・史跡の撮影取材を実施
2025年7月、奈良県明日香村にて、歴史遺産・文化財を対象とした撮影取材を実施しました。今回の取材では、明日香村教育委員会文化財課の課長補佐・西光様のご案内のもと、石舞台古墳、酒船石、牽牛子塚古墳、高松塚古墳、鬼の俎・鬼の雪隠など、飛鳥時代の歴史と文化を色濃く残す各所を巡りながら、現地での撮影を行いました。


特に印象的だったのは、日本最大級の横穴式石室を有するとされる石舞台古墳です。約30個もの巨石を積み上げて造られたこの古墳は、蘇我馬子の墓と推定されており、そのスケールと構造から、当時の人々の高度な土木技術と知恵の結晶であることが強く実感されました。


また、斉明天皇とその娘・孫が埋葬されたと伝わる牽牛子塚古墳・越塚御門古墳では、特別な許可を得て、2つの墓室をもつ横口式石槨の内部を撮影。限られた人しか見ることのできない貴重な空間を映像で記録しました。

さらに、飛鳥寺ではご住職・植島様より、飛鳥寺・飛鳥大仏に関するお話を伺いながら撮影を実施。約1400年前の建立以来、一度も動かされることなく鎮座し続けているという飛鳥大仏を前に、「聖徳太子と同じ場所で手を合わせている」という事実に、大きな感動と時の流れの重みを感じました。

本取材の模様は、Platooが運営するYouTubeチャンネル「河江肖剰の古代エジプト」「河江肖剰の歴史探訪」にて随時公開予定です。歴史の舞台となった明日香村の魅力や、そこに息づく文化・遺産の重要性を映像を通して多くの方に届けてまいりますので、ぜひご期待ください。
本企画にあたり、貴重なご案内と解説を賜りました明日香村教育委員会文化財課の西光様、飛鳥寺ご住職の植島様をはじめ、取材にご協力いただいたすべての皆様に心より御礼申し上げます。
<取材地>