「RIZIN LANDMARK」の興奮も冷めやらぬ10月9日。
RIZIN漢塾塾長の石渡伸太郎さんをお迎えし、株式会社マーシャルワールドジャパン様とPlatooの共催でオンライン”漢塾”を開催しました。
見逃し配信のお申込みはこちらから
https://vimeo.com/ondemand/otokojuku01
※ライブ配信に申し込まれた方には既に見逃し配信用URLをお送りしています。
パンクラスバンタム級王者として日本格闘技界の頂点を極め、RIZINでは気迫あふれるファイトスタイルと人間味溢れる発言から「RIZIN漢塾塾長」の名を冠された石渡塾長。幾多の激闘だけでなく、最近ではYoutubeでのユーモラスな人間性にファンは多いのではないでしょうか。
個人的には2017年にパンクラスで行われた、ハファエル・シウバとの一戦が印象的です。当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったシウバ相手に１〜２ラウンド劣勢？と思われた所から３〜５ラウンドにかけての攻防と勝利には多くの方が手汗握った事でしょう。後で聞くと「水中に引きづりむ＝お互い苦しい戦いに持ち込んで競り勝つ」戦いをしたとの事。
石渡塾長をRIZIN以降に知った方々も是非見てください。本当に凄い闘いです。
※UFCファイトパスで観れます
プロフィール
石渡 伸太郎（いしわたり しんたろう） 元総合格闘家／総合格闘技コーチ／第2代バンタム級キングオブ・パンクラシスト／総合格闘技道場CAVE所属 2006年、修斗にてプロデビュー。2011年、パンクラスのバンタム級王座獲得し以降5度の防衛。2017年には当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったハファエル・シウバと対戦。伝説に残る死闘の末勝利する。2017年からはRIZINに参戦しバンタム級トーナメントで準優勝。2021年のRIZIN.28 井上直樹戦を最後に現役引退。気迫溢れるファイトスタイルと実直な言動から「RIZIN漢塾 塾長」と呼ばれる。
なぜ石渡塾長の講演なのか
ではなぜ我々が石渡塾長に講演を依頼したのか。それには二つの理由がありました。
1：トップランナーとして「格闘家やアスリートの為になる話」をして頂きたかった
プロと言えど格闘技の世界は大変厳しいものです。格闘家はプロ野球やJリーグの様に組織に所属チームがありその中である程度保証されるのではなく個人主体です。
基本的に「自分で練習時間と環境を確保し、自分で生活し、結果は自己責任」。競技性だけでなく置かれる日常も他のプロスポーツとは違った厳しさがあるでしょう。正直、競技に専念して生活ができる選手はごく僅かです。
その様な中で、最終的には格闘技を生業として成り立たせた石渡塾長の成功プロセスやマインドは、多くの格闘家や指導者たちのキャリア形成にとって参考になる、と考えたからです。
2：人間性にフォーカスしたかった
どのような分野であれ、成功の裏にある葛藤や熟慮が垣間見えるトップランナーには魅力を感じます。またストーリーが伝わる人には感情移入してしまいます。
おそらく石渡塾長の人気は、強さだけでなく「人間臭さ＝共感」が伝わるからかもしれません。そのような点から個人的もっと話を聞いてみたいと興味を持ちました。
以上の理由から我々は石渡塾長に今回の依頼をしご快諾いただきました。
収録当時の様子
収録は名古屋市某所のスタジオで行われました。
まず、今だバリバリの雰囲気を纏う石渡塾長がご登場。次いで、マーシャルワールドジャパンの栗田社長と、現パンクラスライト級王者の久米鷹介選手が表敬訪問でご登場されスタジオは豪華な布陣に。（ちなみに石渡塾長と久米選手はマーシャルワールドジャパンさんのサポート選手）
そして最後に遠藤マネージャーがご到着。遠藤さんは石渡塾長の他にも斎藤裕選手、中村K太郎選手、アキラ選手など、日本格闘技界の錚々たる面々をマネジメントされている敏腕マネージャーです。
皆さんが一堂に介し和気藹々の中、緊張する塾長と講演前の最終打ち合わせ。その中で「キャリアの中で遠藤マネージャーの役割とご尽力も大きかった」との話になり急遽遠藤マネージャーにもご出演頂く事に。急なお願いでしたが遠藤さんにも本当に感謝しています。
主な講演内容
事前に決めた今回の講演の主なポイントは以下でした。
- Youtubeや他のメディアでは話していないここだけの話
- 選手・指導者・選手を目指す人に役立つ話
上記をベースに、キャリアを時系列で振り返りながらお話いただいた内容がこちらです。
- 「GUTSMAN」でのハードトレーニング
- 振り込まれたのにさえ気がつかなかった！？デビュー戦のギャラ
- 姉から「貯金しろ！」と叱られた話と言い返した野心溢れる言葉
- キャリア初期のアルバイト事情と格闘技と両立するために気をつけていた事
- 強さへだけでなくお腹も常に飢えていた
- 若手時代、デートで行ったパスタ屋さんでの切ない出来事（涙
- 遠藤マネージャーとの出会いと遠藤マネージャーから見た石渡塾長
- 遠藤マネージャーと組んでからギャラは数百倍に！
- 専属マネージャーを付けるメリット
- 格闘技で生活できるようになったタイミング
- 間違っていた練習方法と、コーチとして気をつけていること
- 若い選手に特に伝えたい自己投資の大切さと練習への取組方
- スポンサーや応援してくださる方々との良い関係を築く為に
- お金＝時間
- セカンドキャリアの展望「幸せになる手伝いをしたい」
などなどマル秘エピソードを交えつつ、選手個人として、指導者として、成功したい人の為に役に立つ貴重なお話が満載でした（詳細は見逃し配信でご覧ください）。
見逃し配信のお申込みはこちらから
https://vimeo.com/ondemand/otokojuku01
※ライブ配信に申し込まれた方には既に見逃し配信用URLをお送りしています。
個人的に刺さったこと
私が印象に残った点を幾つか挙げます。
①.居酒屋でバイトをしていた理由
ズバリ、食べる為。居酒屋では賄いが出ますので、働きながら食事を確保でき食費も浮かすことができます。
遠藤マネージャーによると、出会った当時の塾長はお金が無く常にお腹を空かせており、顔を合わせると「何か食べさせてください！」と言っていつも付いて来ていたそうです（そのくせ食べる物への注文が多かったとの事w）。
人に頼ってでも「食べれる時に食べる、食を確保する」ハングリーさが印象的でした。
②.生牡蠣を食べに行った話
試合で怪我を負い、しばらく試合が出来なくなった時期の事。プロ格闘家にとって試合が出来ないことは収入源に直結します。そのような不安な時期に、当時付き合っていた女性と生牡蠣を食べに行った話も刺さりました。
詳しくは見逃し配信で聞いていただきたいですが、私も当時交際していた女性と似た様な顛末があったのを思い出し、グッとくるものがありました。
居酒屋の話もそうですが、私も塾長と同じように若い頃は経済面の苦労が付いて回りましたので、厳しい毎日の中でも頑張る人たちを見ると「頑張ってほしい」と感情移入してしまいます。
③.これからの選手たちには幸せになって欲しい
「これからは周りの人たちを幸せにしてあげたい」
「選手たちには幸せになって欲しい、そのために出来る事をしたい」
石渡塾長のセカンドキャリアへの想いです。もうこれには言葉は入りません。
ぜひご本人の言葉を聴いてください。
講演を終えて
約1時間40分にも及ぶボリューム満点のお話しでした。
人によっては「へぇなるほど」「面白い」で過ぎる時間かもしれません。
人によっては、自分の価値をアップさせ収入を何倍にもする方法が分かる「人生を変えるきっかけ」になる時間かもしれません。
塾長ファンは、より塾長の人間性や素顔が知れる機会です。
選手は、キャリアを成功させるためのヒントやアドバイスが得られる機会です。
コーチは、練習や生活面の指導において気をつけるべきことが分かる機会です。
我々としては、多くの選手、指導者、選手を目指す若者に是非聞いて欲しいと願っています。この講演が人生を良い方向へ変えるきっかけになるかもしれない、このお話を聴いた人の中からいつかま「第二の漢塾塾長」が誕生するかもしれない、そうなればこんなに嬉しいことはありません。
また、遠藤マネージャーによる専属マネジメントの大切さやメリットのお話も、選手が競技に集中し戦略的なキャリアアップを図る上でとても参考になるのではないでしょうか。
石渡塾長、遠藤マネージャー、マーシャルワールドジャパン様、この度は本当にありがとうございました。
オンライン講演 見逃し配信のご案内
当講演は録音・録画をアーカイブ配信としてお楽しみいただけます。ご希望の方は以下よりお申込みください。尚、一部音声の都合で前半部分に声が聞き取りづらい箇所がございますのでご了承ください。
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Platooとは
Platoo（プラトー）はアスリートや研究者と社会を繋ぐプラットフォームです。既存の概念にとらわれず、各界のトップランナーと手をたずさえ、アスリートの技術や思想、研究者の専門知識などを、若い世代を中心に誰もが親しめるオンラインサービスで発信。デジタルの力で一般社会がエキスパートの技術・知識・思想に「身近に手軽に」繋がる機会を提供します。
